2005年01月13日

「東京日和 初日編」

那覇空港を飛び立って2時間後には羽田空港にいた。それは丁度、那覇から名護まで高速を利用しないで行った場合とほぼ同じ時間だ。

魚のように改札口を通過して電車に乗り込むと、車掌が「次は品川、品川」と鼻にかかった声でアナウンスをした。コトバがあまり聞き取れないから電光掲示板で駅を確認するしかない。品川で下車して宿泊先の「品川 高輪プリンスホテル」へと向かうのだが、東京というまちは妙な連帯感があるな、とふと思った。「連帯感」というと大袈裟だが「ルール」みたいなものに人々が従っていて、例え酔っ払いが電車の中で吐こうが、モヒカン頭のロッカーが寒そうにハードロックをチャカチャカ聴いていようが、噂話に花を咲かせているおばちゃんがいようが、みんな一様にそのルールに従っている。合理的に進めるにはルールが必要なんだろう。高輪プリンスホテルに到着したのは深夜12時を過ぎていた。最終便で沖縄を発ったのでチェックインの時間が遅くなったのだが受付で思わぬことを言われた。

「お客様、本日は全部屋満室でございますのでスイートの方を案内させていただきます」と。
「はい、わかりました。いいですよ、スイートで。・・・・えええーっつ!スイートおおお?」

アドレナリンが体中を駆け巡り、テンションうなぎ登りのみすぼらしい私達はスイートに通された。

「お部屋の説明をさせていただきます。まず、こちらが寝室でございます。お部屋の温度は一定に保っておりますがもし、寒ければこのダイヤルで調整して下さい。御風呂は、こちらでございます。トイレはこちらと、あちらのお部屋にございます。ルームサービスは24時間対応しております。云々」
「何かご不明な点はありますか」
「特にありません」
「かしこまりました。それではごゆっくりおくつろぎ下さい。」
「なるほど」ボーイが部屋から出て行った瞬間、叫んじゃった。

「ただいまー!」

ちなみに、今回の旅の目的は、沖縄映像祭の審査員長を引き受けて下さった中川陽介監督にあいさつに伺うのと、山形国際ドキュメンタリー映画祭の東京事務局やopenArtを訪問し、僕らの映画祭で招待作品として上映する作品の段取りをするためである。ま、それにしてもいきなりスイートに泊まれるなんて何てラッキーなんだ。ここで運を使い果たしてはいなければいいけれど・・・。



この記事へのトラックバックURL

http://okinawampf.ti-da.net/t1046722