2005年01月15日

「東京日和 酔いどれ」

天気予報によると、土日の関東は「雪」。生まれてこのかた北海から発砲質ロールに入ったカチカチの雪だるましか見たことのない、実行委員のCoさんは「わし、雪見るの初めてじゃ、楽しみだニャー。うほほいほい。」と余裕をかましていたが、寒さで唇が明太子みたいになっている。

さて、今日で3日目、東京日和。

本日のご予定は、見応えある映像作品を動画配信しているWebサイト「openArt」から作品をお借りするということで打ち合わせに向かう。メンバー4人で日本橋にある事務所を訪ねた。霙混じりの雨がアスファルトに撥ね返されて靴の中にしみ込んでいく。手も顔も足先も冷えてボーっとしたまま事務所の扉を叩くと、中からスタッフが出てきて暖房の効いた部屋に案内してくれた。

下ジーンは暖房が苦手で、寒いところから急に暖かいところ(暖房の)に行くと、思考が停止してしまうらしく、考ることは沢山あるのに外にいたときよりもボーっとしてくる。深海魚のように無駄な動きをやめて、必要最小限の労力でホットコーシーを飲んだ。Open Art には、国内外から779本の作品をブロードバンドで無料公開していて優れた作品は国内外問わず、映画祭などに出品している。沖縄映像祭では、ドラマ部門から5作品、Art Picture 部門から5作品お借りする。暖房よりも暖かなスタッフに囲まれながら、フランスのクレルモン映画祭の話で盛り上がった。小さな田舎町で1年に1回開催される映画祭には町中が総出で参加し、さらに自らも映画を制作して出品するから毎年、広辞苑級のパンフレットが出来るというアンビリバボーな話を聞いて、エビアンの麓に無類の映画好き達が折りたたみ椅子や、ベーグルサンドを抱えて集まり、熱いトークをしている情景が目に浮かび、一人微笑んだ。
Open Artスタッフの方々、超多忙なスケジュールの中、時間を割いていただいて本当にありがとう!謝謝。下ジーン達は事務所を後にした。

さて、今日はメンバーのI氏の実家では沖縄からきた僕らにすき焼きをご馳走してくれるそう。ちなみに、I氏は神奈川県川崎市に実家がある。下ジーンとCo氏は沖縄っ子。宿賃を浮かせるために人の家に転がり込もうという目論見だが、すき焼きまでご馳走になるなんて何とラッキーなんでしょう。下ジーンは用事があったので先にCo氏とI氏は家路へと向かった。10時ごろだろうか。下ジーンが家に着いたときにはすでにCo氏は酔っ払っていた。完全に乗り遅れた。おじーみたいに大きな声で同じことを何度も言うし、真夜中だというのに体脂肪率を計るし、「THE 酔っ払い」のお手本でした。下ジーンの不手際に色々不満もあったらしく、さんざんダメだしをしていたので眠る前にCo氏に尋ねた。

「実行委員に入ってよかった?」と。
それに対して、なんて答えたと思う?
「ああー眠い。寝かせてくれー、眠くて死にそうだあー」だとさ。

首絞めようかと思ったが、満足そうな顔していたから「ま、いっか」とそのまま寝かせてあげました。寛大だな、わし。でもね、ダメだしの中には勉強になったことも沢山あったのさ。可能な限り修正しながらより良い形にしていくため、参考にさせていただきます。ありがとよ、Coさん。それにIさんのお父様、お母様。大変お世話になりました。後日飲み干したお父様の晩酌用泡盛を沖縄から送らさせてください。

今回の旅は、とてもいい旅になった。明日、沖縄に帰るけど忘れられない思い出が一つ出来たな。ここまで、運がいいとどうやら下ジーンは強運の持ち主なんだろう。使い果たせないなあ、この運。ふふふふふふ。



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