2006年06月16日

バランス

梅雨ですよ。天から伸びた糸を辿って降りてきた豊穣の祭典の使者達。といいたいが、今年は降る。とにかく降る。土砂崩れや地盤沈下が各地で相次いでいて、公民館に避難する住民の数も200を超える。こんなとき世界が絶妙なバランスで成り立っていることを痛感させられる。晴れが続きすぎてもいけない、雨が降りすぎてもいけない。ものごとは、「すぎる」とオーバーフローするようにできているのだ。

頭では分かっているがどうにもならないことだってある。働きすぎは良くないと言われていても働き過ぎても終わらない仕事が目の前にある。地球温暖化問題をどうにかしなければ、とクーラーガンガンの部屋で会議を行う。僕らは、矛盾から目を逸らせて生きている。
宇多田ヒカルの歌詞で「無理はしない主義でも君とならしてみてもいいよ」というフレーズがある。思わず口ずさんだ。「無理をしない」。
度を越えると手にした以上の何かを失うことがある。でも、「きみとならしてみてもいい」
とそれでもやっちゃうという人間の業に魅力を感じる。
僕は未熟者だ。



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