2006年09月21日

秋らしいのね

最近涼しくなってきた。僕は、境界線に立っていて、その境界線をいつも愛しいと思っている。境界線というのは、夜と朝の間に落ちた水性絵の具をパレットで溶かしたような淡い藍色だったり、昼と夜の間に滲む茜色の切ない別れだったりする。
冬から春に移り変わる時の短い日溜りや、夏から秋に変わる時の、少し長く伸びた影に毎度飽きもせず心を動かされては、絶え間ない地球の鼓動に不釣合いな笑顔を浮かべる。

ああ、27度目の秋だ、と。だからほら、文体が何時にも増してロマンチック。

時間の許す限り、いつもお世話になっているカフェ「ニーチェ」で、シナモントーストとホットコーシーを未熟な唇に付けて「うーん、贅沢な一杯じゃ」と頷きながら舌鼓を打つ。何だかんだ言って、コーシーの道連れに読んだ本は、15冊。向田邦子の『父の詫び状』、阿刀田高の『ギリシア神話を知っていますか』、群ようこの『無印OL物語』、村上春樹の『若い読者のための短編小説案内』、外間守善の『沖縄の言葉と歴史』、ノーム・チョムスキーの『メディア・コントロール』、よしもとばななの『キッチン』『NP』『不倫と南米』『日々のこと』、パウロ・コエーリョ『ベロニカは死ぬことにした』

等等ドナドナ。僭越ながら、敬称略したことをこの場を借りて謝罪します。ごめんなさい。

読み物でも新聞以外の映像のニュースは片目で観ている。(正直、新聞も仕方なく読んでる)だって、得るのないもの。恐怖心を煽る報道は百害あって一利なし。いや、一利あるのは一部の方々。だから、観ない。その代わり、本を読むよ。そっちの方がよっぽど豊かな気持ちになる。


あ、そうそう、話題はこちら。今日の沖縄は、台風一過、すっきりと青空が広がっていたから、OMPFメンバーで秋刀魚大会を開いた、というお話。秋刀魚っていかにも、“秋”って感じがするし、今が旬だし。

備長炭でこんがり焼いた北陸産のジューシーな秋刀魚に加え、エノキのバター醤油焼き、ホタテ、蛸、イカ、チンゲンサイ、オクラ、鳥肉といった豪華食材を炊き立てのご飯に乗せて平らげた。祭りの出店のような香りに包まれて、乾杯。いつもいつも会議ばっかりで、全然飲みに行けないOMPFメンバーへのせめてもの感謝の意を表しての会だった。

すごいなあ、と思ったのはイベント経験豊かなメンバーのYや、映画の制作スタッフを何度も経験している初老のCOは、非常に手際よく野外にライトをセッテイングしたり、テーブルや椅子を並べたり、ゴミを捨てるビニール袋を的確に配置したりしていた。あとは、お上の女性陣に食べていただくわけだが、「はんぺん最高」といきなり右ボディーを食らった以外は大変満足していただけたと信じております。

さてさて、ぼちぼち映像祭の足音が聞こえてきますよ。
耳栓しないでついてきておくれ。

下ジーン



この記事へのトラックバックURL

http://okinawampf.ti-da.net/t1046042