2004年12月16日

「Breath+Colours」

Breath+Colours(ブレスカラーズ:略してB+C)これは、下ジーンが今進めているドキュメンタリー映画制作のチーム名である。ブレス(呼吸)は「生命の証」であり、カラーズ(色)は「多様性」を意味している。ささやかな組織だけれど一年以上、一緒に制作してきた。

普段意識していない「呼吸」。当たり前のように吸ってぇー、吐いてぇーを繰り返しているわけだけど地球上に生命が誕生してからずっと生物は吸って、吐いてきた。まるで地球そのものが膨張と収縮をしているようだな。誰かが言っていたけど「人間は死ぬ瞬間には息を“吸う”」らしい。は〜・・・、とすべて出し切ってぽっくり行くんじゃなくて、すっ・・・と酸素を取り込んであの世へ旅立つ。呼吸が生死を繋いでいるんだ。

その、普段は当たり前すぎて意識していないことに僕はできるだけ意識をしてみようと思った。映画のテーマはズバリ「基地と沖縄」だ。このコトバがもつイメージはもはや固定化され「あー、またそのことね、知ってる。オキナワには基地があって大変なんでしょ。でも、基地がなくなったら困るんじゃない?」という返しがかなり多い。学生運動していた大人の中には過激派がいて事件や事故があるたびに水を得た魚のように罵声を浴びせたりする。いくつかの渦が衝突して出口を見失っている今の沖縄を僕は撮り始めた。基地を通して見えてきた人々の心は僕の内部に乱反射する。素人集団だから時間はかかるだろうけど、納得行くものをつくりたい。そしてこの映画は次の言葉で閉じられる。

「真実は小さな声で語られる。それに耳を傾ければ次の扉は開く。僕は世界のささやきに耳をすませよう。」



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