2004年12月11日

『自由線』

雫を指先に乗せ
顔を真っ直ぐ向けて 背筋をしゃんと伸ばし
あのスクランブル交差点を渡る
早くもなく遅くもなくきっかり20秒
真ん中あたりで一度振り返るけれど
そこに君はもういない
君は空高く吹き飛ばされていて
見上げても目がチクチクするだけ

きっと僕は開いた空に向かって誓いをたてるんだ
「明日からは世界の囁きに耳をすまそう」と。
でも、快楽と孤独の岬で風を受けて立つ精神は
その誓いを蹴り上げる
だから相変わらず 君が育てたコンシンヤに水をやることしか僕はできないんだ

下ジーン



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